咥えていられない!サックスを吹いていると口の周りが疲れる理由


レッスンに通い始めた頃、30分くらい経つとよく先生に、
「お口大丈夫?」って聞かれていました。
はて?と思ってたんですけど(笑)

3人のグループレッスンだったので、一時間でもそれほど負担ではなかったんだと思います^^;
あと、はじめは楽譜を読むのに必死で、それほど吹くことに集中していないってこともあるのかもしれません(´・ω・`;)

違和感に気付いたのは、3ヶ月くらい経ったときでした(笑)

習った曲をレッスン後、忘れないうちに練習がしたい!って思ったんです。
段々と運指や楽譜を読むことにも慣れて、吹くことが楽しくなってくる時期ですしね(≧∀≦)

それで、レッスンが終わってからそのまま音楽教室のスタジオを借りて練習していたら、、

あれ?口の横から息が漏れる、、
マウスピースが咥えてられないんだけど、、!?

口が痛くなってきて本当にびっくりしました。
これかっ!Σ( ̄ ̄ ̄Д ̄ ̄ ̄lll)って(笑)

夢中になると1時間以上練習していて、同じ症状が出ている方が多くいらっしゃると思います。
なので、この原因を調べてみました!

 

どうして口が痛くなるのか

何が原因かと言うと、
口の周りの筋肉「口輪筋」が疲れてしまっている
つまり、筋肉痛の状態なんです。

週一回しか使っていない筋肉を急に2時間も酷使していたら、そりゃ動かなくなりますよね(; ̄ー ̄A
アンブシュアがまだ安定していない時期だったりすると、強く噛み過ぎなのも原因のひとつかもしれません!
⇒アンブシュアの確立

 

口輪筋ってどこ?

顔にはたくさんの筋肉がありますね!
口輪筋は、口の周りをぐるっと囲んでいます。
口を閉じたり、すぼめたりときに使う筋肉です。

ぼーっとしているときとか、疲れて寝ているとき、
口がぽかーんと開いていませんか?(笑)
私も、電車で寝てしまったときに口が開いていることに気付いてしまって、恥ずかしくなったことが多々あります(; ̄ー ̄A

 

口輪筋は衰えやすい

普段、口輪筋なんて意識して動かしたりしないですからね(; ̄ー ̄A
日本人は特に、口輪筋があまり発達していないそうです。
日本語ってあまり大きな口を開けなくても発音できてしまったり、欧米の方たちと比べて表現や表情も控えめなのも原因みたいです。
なので、意識的にトレーニングしないとすぐに衰えてしまうとのこと。。

顔の筋肉が老化するなんて、恐ろしい((o(;□;`)o))
でも鍛えると、サックス以外でもメリットがたくさんあるそうです!

 

口輪筋を疲れさせにくくする4つの応急処置

①リード

どの硬さのものを使っていますか?
柔らかいものの方が疲れにくいそうです。
吹奏楽とかだと、3が定番みたいなのですが、2 1/2くらいがいいと思います。
⇒おすすめリード

②アンブシュア

余分な力が入って、下唇の裏に歯型が付くまで噛んでませんか?
息を入れるスピードが遅いと、どうしてもマウスピースを噛んでしまう傾向があるそうです。
ゆっくりと息を入れると音も揺れやすくなりますしね。
少し速めに息を吹き込んで、咥える力をちょっと抜いてみてください♪

③マウスピース

マウスピースのリードをつける部分の開きが大きいと、アンブシュアのコントロールが難しくなってきます。
開いている部分が大きいと、たくさん息を入れなければいけないですよね。
そうすると「このマウスピースは息が入りづらい感じがする」と感じると思います。
これがよく聞く『マウスピースの抵抗感』って言われているものです。
抵抗感が少ないマウスピースを選ぶことで、かなり改善されます!
⇒おすすめマウスピース

④咥える位置

深く咥えている方は、浅めにしてみるといいかもしれません。
マウスピースは先端の方が細くなっているし開きも小さいので、少しは頑張れます(笑)

 

まとめ

たぶん、サックスを吹いていると、口輪筋より先に肺活量の方が上がってくるような気がします。
そうすると、口輪筋が息の量に耐えられなくて、へたってしまう(笑)
そんなイメージでした^^;

Wikipediaで口輪筋を調べると、金管楽器との関連についても記載されているくらい重要な筋肉みたいです♪
(サックスは木管楽器ですけど^^;)
でも、定期的にサックスを吹いていれば、確実に口輪筋はトレーニングされてますね♪